akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

3月10日 宣戦フ告~ペギーズ卒業式編~

 

 乙女新党に心躍らせた次の日はthe peggies主催のイベント。このイベント、過去にはバンドじゃないもん!呼んだりとなかなかにバラエティに富んだイベントで、今回もまた個性的なメンツが揃ってます。

 

誰でもエスパー

 ハジメタル、松江潤、西浦謙助というある意味スーパーバンド。今回観るの初めてですが、前半にやった曲はエレクトリックフュージョンというか、ぶっちゃけ言えばただのフュージョンといえなくもない感じ(ボーカルは入ってますが)。

 ただ中盤で披露した「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」の挿入歌はモロにエレポップだし、ラストの3人がフロントにたって唄った曲は妙に切ないポップソングだし、その辺も含めてどうも捉えどころがないというか、妙につるっとしてるというか、なんとも妙な感じ。

 言い方は変ですが、高度なアレンジと演奏力が逆に枷になってる気がしないでもない。

 

hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)

 この人達はアイドルのくくりなのかね。まあイベントとしてはそっち方面によく出てるのでそうなんでしょうね。

 まあ、いろいろ噂は聞いてたわけですが、当然そういう伝聞と実際に聞くのとでは大違いつうか(笑)。

 硬質なパンクロックとハードコアテクノをベースにスーパーハイテンションなフロント2人組が踊り唄い狂う。今ってほんとに平成26年?とアタマの中がグルグルになる超絶ハイパーパフォーマンス。

 こりゃあれだね、80年代にパンクロックに身も心も持ってかれ、90年代にハードコアテクノに再び身も心も狂わされた愛すべき大人共に向けて送る狂躁のアイドル。フロント2人は総白痴化時代のアイコンだし、音は完全に確信犯的本歌取りだし、もう完全にねらいすましたおっさんホイホイ。その手の大人は良くも悪くもザワつかずにはいられない。

 まあ、あまりに白痴狂騒的なので、ノリについていけない人もいるかもしれないけど、そこをクリアすれば相当楽しいつうか狂喜できると思う。わたしもこれ観る前にビール飲んどきゃよかった。


hy4_4yh / ティッケー大作戦~YAVAY, HYPER YOYO / TICCKKEE ...

 

the peggies

 乙女新党(しつこい!)の唄が、終わらない夏をうたう青春ソングであるとするなら、the peggiesの唄は楽しかった夏もいつかは終わることを知っている少年少女の青春ソングである。どちらも青春の一コマを見事に切り取ったものだけれど、the peggiesの方がより切なく鮮烈。この差はほぼ中学生と高校生の差といえるかもしれないし、アイドルとバンドの差といえるかもしれない。

 まあ、それは置いといて、とにかくこの切なく甘酸っぱい唄と演奏は何ものにも代えがたい魅力に満ちてる。

 そして曲もいいんだけど、それを的確に支える演奏の素晴らしさ。別にバカテクとかそういうことではなく、この曲にはこの演奏だよね、的な何かが感じられる(これは唄にもいえる)。

 まあそんなのどうでもいいんだ。こういうのは観て聴いて心がジーンとすればそれでいいんだ。だって青春だもの(笑)。


北澤ゆうほ the peggies 「金曜日の夜」 - YouTube