akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

2月22日 バトルニューニュー Vol.3 at 渋谷o-nest

 アイドル枠を飛び出したいと思ってるのかどうかは分かりませんが、つうかどう見ても運営の職権濫用だと思いますが、ゆるめるモ!の対バン?シリーズ、バトルニューニューの第三弾。今回は大好きなHomecomingsが対バンつうことで、これはもう私のためにあるようなイベント!そら行くでしょう。

Homecoming

 大好きだ!とか書いておきながら実はライブはこれまで1回しか見たことないという体たらく(笑)。いや、何度か行こうとしたし、前売り買ったライブもあったんですが、風邪だの所用だので行けてなかった。というわけで、今回2度目のライブ。
 いやあ、素晴らしい。アノラック、ネオアコ、ギタポにドリーミイポップ。前にも書きましたがこれらから想像されるであろう音を素直に、しかし理想的な形で送り出してくれるバンド。
 なんといえばいいのかね、程よいんだ。過剰でも薄くでもなく丁度いい。ごてごてと着飾ったわけでもなく、かといって無造作無頓着なわけでもなく、さりげなく(そうあくまでさりげなく)そこで音がなっている風情、これがもうたまらなく素敵。
 正直、演奏もそれほど上手いわけでもなく、どちらかというとヘタウマと呼ばれてもおかしくないような感じなんですが、でもだからこそ、ほのかなポップソングとしての佇まいがそこに詰まってる。こんな音楽、完璧に演奏されても退屈なだけだもんね。
 そして曲がいい。ありきたりというかそのまんまではあるんですが、でもそれがいざパフォーマンスされるとほんとニッコリふんわりできる音空間が作り上げられる奇跡。あくまで素人くさいバンドメンバーたちのさりげなさがポイントなのかもしれない。
 まあ実際には人を選ぶというか、相性的なものが強い気はするし、他の人が聴いて同じようにニコニコできるかというと自信はありませんが、少なくとも私にとっては正にドリーミイなポップソング。
 そして、私の名誉のために言っておきますが、バンドメンバー4人のうち3人が女性(当然ボーカルも女性)なわけですが、それはあまり関係ない、、、ことはもちろんなくて、このバンドが素晴らしい要因のひとつでございます。

ゆるめるモ!

 ゆるめるモ!も見るの久しぶりかもしれない。音楽的にはもはやアイドルソングというより完全にロック畑に行った感もあって、やや敬遠気味だったわけですが、それは今回のライブでも少し感じた。
 以前はアイドルソングとしてはロック/ニューウェイヴ寄りなメロディにゆるゆるのボーカルがのることで、世の理を緩め、あらたな世界の構築を促す作用があった(ウソ)ように思うんですが、さらに先鋭化したロック/ニューウェイヴな曲に上達の跡のみえるある意味仕上がったパフォーマンスが合わさると、なんだか逆に昨今流行りのアイドルそのままに見えてしまう。
 ただ、そんな中にもニューウェイヴ的な世界にアイドルチックなボーカルが舞い降りることで生じる脱世界というか、なんとも言えない酩酊的空間が垣間見える瞬間(曲)があり、そんな時は相当にウットリ世界に浸れるので侮れない。で、曲の先鋭化とパフォーマンスの上達によって、この感覚を味わえる確率は以前より上がった気もする。以前はsweet escapeとか一部の曲にしか味わえなかったからなあ。
 話は変わりますが、ゆるめるモ!のファン、なんか以前とちょっと違うのかな。まあ記憶違いの可能性が高いですが、以前に比べ、白痴化/幼稚化が進んだというか、やたらとMIXやってぎゃあぎゃあ言ってるだけの人が増えてるような印象。

 とにかく、今回の対バンイベントはほんと俺得ライブで、かなり堪能させていただきました。