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akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

4月28日 HAPPY BIRTHDAY ラストライブ at 渋谷CLUB Quattro

 音楽ってのは構造としてスピーカーから音が出てるわけで、パフォーマーがステージ上でパフォーマンスしていても音はスピーカーから聞こえてくる。それは自宅でのリスニングでもライブ会場でも基本的に変わりはなく、特にライブ会場の場合、どこに陣取るかで聞こえてくる音が違うので、個人的には会場のほぼ中央に陣取ることにしてるわけですが、これが全くもって不思議なことに非常に素晴らしいライブを観ると、音はスピーカーからやってこず、まさに音が降ってくるように感じることがある。かっこよく言えば、音楽を耳で聴くのではなく、アタマで心であびる感じである。

 
 さて、HAPPY BIRTHDAYである。知ったのはアニメの主題歌。これが単純明朗快活なガールズロックチューンであるにも関わらずしみったれた歌詞がなかなかにおもしろく正直その年のベストソング級だったりしたわけですが、なかなかライブに行く機会がなく、というより、どうもライブ映像をみるとちょいと苦手な女のコ空間が垣間見られた気がして気後れしてたってのがほんとのトコロ。
 
 しかしまあ、そうも言ってられません。やっぱ一度は観てみないとね、ってことでクアトロであったワンマンを観にいったわけですが、これがもう素晴らしいの何の。しみったれた世界を唄い飛ばしつつも未練たらたら、でもやっぱ世の中楽しいよねと思わせるその世界観にハマってしまったわけです。
 ただ、難点もちょっとあってライブ中に寸劇めいたコーナーがあること。これ楽しい時もあるんだけど基本的にスベりまくるというかちょっと気持ちがクールダウンしちゃうこともあって、それからはイベントなんかには行きつつもワンマンになると(チケット買っておきながら)行きそびれるパターンが続いてたりしてた。
 そしたら活動休止、そしてまあある程度想像はしてた解散。で、今回がラストライブ。
 
 でもまあ、ラストライブだから何かが変わるかというとそんなことはなく、そこにあったのは少し前まで見てたHAPPY BIRTHDAYのライブ。しみったれててウジウジしててでもすごく楽しくて最後にしんみりできる世界。そこにあるのは異空間でも今と違う世界でもなく、等身大の今なんだけど、その今を少しだけカラフルに変えてくれる等身大の魔法。とまあ乙女のようなことを申しておりますが、まあそういう感じです。
 
 もうすでに2人(HAPPY BIRTHDAYは2人組でライブではベースとギターのサポートがついてます)は次の道に進んでいるわけですが、それでもここでHAPPY BIRTHDAYとしてライブをやって、ウタを演奏をこちらに届けてくれた、それだけでも十分なのに、実際そこにあったのは素晴らしいパフォーマンスでまさに音が会場全体を覆って降り注ぐ感覚。これこそがライブの醍醐味。いやあ素晴らしい。
 
 そして、あらためて感じたあっこのドラムの素晴らしさ。今は紙芝居ラッパーあっこゴリラとして活動してるわけですが、そのエモーショナルというか楽しさがそのまま音になったかのようなドラムもほんと素晴らしくてみてるだけでワクワクしてきます。
 
 てなわけで、もう二度と見られないであろうHAPPY BIRTHDAYのライブ。実は行く直前に少し行くのを迷ったんですが、もう行ってよかった(笑)。