akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

10月2日 Dark Ambition Exposed vol.18 at 高田馬場CLUB PHASE

 

 さて、実はライブは久しぶり。では久々(一ヶ月ぶりだ)のライブは何を見に行くか?ってまあそんなに深く考えるものでもなく、そもそも2日にDER ZIBETを見に行くことは既定路線。

 がしかし、である。この2日のイベント。DER ZIBETはゲスト出演でそれ以外のバンドはすべてまごう事なきヴィジュアル系。それも他に居場所がないのでダークな雰囲気からヴィジュアル系に属してる類いではなく、もうヴィジュアル系ど真ん中。いやはや一ヶ月ぶりのライブがこれまでほとんど観たことないジャンルってのは風靡なものである。


Rose Noire(OA)
 男女2人組のユニット(普段はバンド編成なこともある模様)。基本的にオケを流しつつ女性がバイオリン、男性がボーカルをとるという構成ですが、曲によっては男性もバイオリンを弾いたりしてた。正直な話、男性のボーカルはやや厳しい(ちょい苦手な声だった)ものがあったけど、2人ともバイオリンを弾くインスト曲などはかなり流麗幽玄な感じで素晴らしかった。バンド編成だとどうなるのかちょっと興味ある。

ミサルカ
 もうこれぞヴィジュアル系!というスタイルと衣装を身にまとった5人組(ドラマーだけは少しニューロティカ風)。しかしまあそれはどうでもよろしい(すみません)。楽曲とパフォーマンス、これがまあ素晴らしいのであります。簡単に言っちゃえばキャッチー!キャッチー!ひたすらキャッチー!誤解なんざくそ食らえで発言するとベクトル的には完全にアニソン(男性声優による例のヤツです)。分かりやすい歌詞にメロディ、いやもう大好きです(笑)。DER ZIBETをさておくとこの日一番楽しめた。
 そしてこのバンド(に限らないんですが)、ファンの振り付け?もかなりのもので、特にギターソロにおいて展開される座りケチャ(皆がしゃがんで両手を上にかざす)とかまさに壮観(笑)。つうかオレ客席の真ん中あたりにいなくてよかったよ!居たらオレも座りケチャしなきゃいけないとこだったよ!いや座ってじっとしてればいいだけか、、、。

Synk;yet
 これまた完全なヴィジュアル系の出で立ち。前述のバンドよりも露出度高し。音はミサルカよりややハードで客がヘドバンする場面がかなり多かった。そういう意味では少しキャッチーさには劣るけど、まあ女性客による長髪振り乱してのヘドバン芸(失礼)がみれたからいいか(笑)。
 また、それ(ヘドバン)だけじゃなく、最前の客が柵を乗り越えんばかりにヘドバンしたり、前方に押し寄せたり(前方の客にぶつかっていく)があったり、ボーカルがクラウドサーフされそうな勢いで客席に乗り出したり、客側も見所いっぱいでした(笑)。

DER ZIBET
 なんかもうこれまでの2バンドにある意味圧倒されて迎えたDER ZIBET。ここで客がほぼ総入れ替え。そりゃまあそうだよね。ということでDER ZIBET。相変わらず最初はどうもぎこちない(笑)。まあかなりのベテランなわけだし暖まりきってからステージ登場ってわけにもいかないんだろうなあ(笑)。
 さらに、前半はややテンポの遅いダークでゴシック、耽美な類いの曲を披露。正直、前2バンドがイケイケ/アゲアゲだったせいもあって、この前半は少しかったるく感じた。いや別に全然悪くはないんだけどね、、、。
 しかし、後半はスピード感のあるグラマラスな楽曲をど派手に披露。普段のライブよりも音が生々しかったせいもあり(ベースとかハウる寸前だった)、いやもう至高の時間。ほんと、この手の疾走感あるロックをやらせたら随一なんじゃないかと思うなあ、DER ZIBET

THE SOUND BEE HD
 本日のトリ。かなりのベテランらしい。なんでDER ZIBETがこんなイベントにゲストとして出てるのかねえ?とか思ってたら、このバンドがきっかけなのね。
 ということで、基本的に黒の衣装を身にまとったダークなタイプで、曲もかなりゴシック。ポジパンとまではいかないけど、ポップでど派手なヴィジュアル系とは一線を画す感じ。

 以上、OAあわせて5バンド。いやあヴィジュアル系いいよ!いやほんと。

 まずは曲、パフォーマンスが基本的にポップ。といってもポップス的な意味合いではなくグラム的な意味合いでのポップネス。いやもうこれだけでお腹一杯。
 それに加えて、何と言っても客(笑)。基本的に女性(この日は男性客5人くらいだった気がする)がメインなわけですが、その女性客による声援つうか振りが素晴らしい。拳を上げる代わりに両手を交互に上にかざしたり(まあ阿波踊りを想像すればよろしい)、ケチャもちょっと特徴あったり(キラキラ星を想像すればよろしい)、ヘドバンは髪振り乱して八の字かく感じだし、なんかもういろいろ独特。で、誤解を恐れずにいうとこれがいいんだ。

 そう、ようは楽しそうなのである。これ個人的にすごく重要で、実はかねがねライブは好きなくせにライブDVDとか全然楽しめないのはなんでだろうと思ってたんですが、わたし、ステージ上のパフォーマンスだけではなくて客席も込みで楽しんでるんだな、と改めて認識。そういう意味でアイドルもヴィジュアル系も同種の楽しみがある。


 いやあ、しかし、こんなにワクワクしたライブは久しぶりだなあ、って実際ライブが久しぶりなんでした(笑)。