akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

10月8日 フルーツパーラーじゃなくてリリースパーラーって呼んでくださるっ at 下北沢SHELTER

 

 なんか、久々の純粋なガールポップイベントである。そもそもの守備範囲であるガールポップでありますが、なんつうかどうにも画一化してるというか、他にいろいろ面白いモンが多すぎるというか、タイミング合わないというか、まあいろいろな事情もあってご無沙汰してたわけですが、今回は好きなアーティスト(バンド)が2組ほどいるので観にいった次第。

 

あっこゴリラ

 お目当ての第一弾。あっこゴリラのライブ、正直当たり外れが激しいというか、主に客層によってウケるかウケないかが明確に分かれるんですけど、この日はウケてない日でした(笑)。あっこゴリラのライブはいわゆる失笑つうか「下らねえ(笑)」的な受け方をするんですけど、この日はそれすらまばらという悲しき状態。まあ客のせいだけじゃなくて、全体的にMCなんかのキレが悪かった気はする。

 あと、なんかラップが本格的になりすぎちゃって笑い飛ばす隙が少し減った気がしなくもない。

 なんか、そろそろ本格的なラップの方向に行くかどうかの分岐点なのかもしれないなあ、と感じた。

 

藤岡みなみ&ザ・モローンズ

 久しぶりに観る。個人的にこのバンドの魅力って青春チックなそこはかとないはかなさ、甘酸っぱさを軽やかに表現してくれる所にあるんですが、しばらく観ない間にバンドとしてすごく強靱なバネを手に入れた感じで、演奏に一体感というかグルーヴ感が増しており、ソウルバンドとしてもすごく魅力的。

 ただ、それと引き替えに、と言っていいのか、はかなげな雰囲気は少し減退した気がする。うーん、どっちかどうという判断は難しいけど、ちょっと寂しさも感じるなあ(ワガママ)。

 

AZUMA HITOMI

 もうベテランの域に達してる人で、キーボード群をあやつる宅録派な人で、音楽的素養も教養もすごいんだけど、なんて言えばいいのか、どうも優等生的な意味合いの「どうよ?」的な圧迫感がちょっと感じられて「いや、もうけっこうです」となってしまうキライがある。なんかこうあまりにも破綻がないというか訳が分かりすぎるというか、、、。

 ただ、ラストにやった曲はスペイシーな香りやアヴァンギャルドな雰囲気が少しあってかなりよかった。この路線をもう少しひろげてくれると面白くなる気がする。

 

アサミサエ

 ピアノ/キーボードの弾き語り、というよりピアノロック的な曲をやる人。今回初めて知ったけど、WINNERSに加入したのね。パフォーマンスを観たのは初めてですが、いやあ眩しい系の人ですねえ(笑)。そういう意味では最近のギタジョって言われる人達に少し似てるのかもしれない。

 とにかくパフォーマンスは派手というかすごく元気で勢いがある。ポジティブ感満載つうか。そこが好き嫌いに繋がると思うんだけど、わたし的にはどうかなあ、かなりこちらの精神状態に左右される気がする(笑)。正直なところ、今の個人的状態からは少し遠い音楽かも。

 

今回の4組、まああっこゴリラは微妙ですが(笑)、そこそこ幸せな生活をより充実させてくるための音楽というのかな、ある種のホスピタリティミュージックとでもいうべき音楽をやる人達で、すごくレベルは高いんだけど、今のわたしだと少し居心地の悪さを感じてしまったのも確か。でもわたしガールポップはほんと好きなんだよ、、、(笑)。