akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

12月20日 柊木りお 21st Birthday One-man Live at 品川ステラボール

 

 柊木りおって人は地下アイドルではあるんだけど、その活動の仕方なども含めて一般的な地下アイドルとは何か違う感じがある。ファンとの異常な距離の近さとか少々異常なほどにいろんなランキングや記録にこだわるとことかたまにやるワンマンライブの異常な豪華さ等々、正直クラブ活動の延長みたいな雰囲気もある地下アイドルにはないマジ感というか必死感はある意味ファンを選んじゃってる気もしますが、それはそれで一つの特色ではある。

 

 で、その柊木りおのワンマンです。りおりおの熱心なファンというわけでは決してなく、たまたま知り合いがチケットを余らせてたのでその恩恵に預かっただけではあるんですが、これがなかなかにおもしろいライブだった。

 

 今回のライブはバンド編成でのライブ。ワンマンなんかだとけっこう生バンドで!というアイドルもいたりするんで、特別珍しいことではないんですが、正直ここまでバンドが似合ってるアイドルライブはなかなかないんじゃないかな?というくらいこのバンド編成でのライブがよかった。中身は違うんだけど、個人的には新谷良子のライブを思い出しました(単に数年前に同じ会場でやった新谷良子のライブを思い出しただけかも知れませんが(笑))。

 とにかく、りおりおの唄がバンドに負けてない。これ実はけっこうスゴいことなんじゃ?と思ったり。大抵のアイドルの場合、ここでほとんどが残念なことになってることが多い気がする。

 あとはそのアニソンっぽい曲調がバンドとの相性がいいというのもあるかな。基本的にメランコリックでダイナミックな曲調なのでバンドで再現しやすい。これはデンパ系とかテクノ/ニューウェイブだとここまで親和性高くないだろうし。

 

 とにかくバンド含めたパフォーマンスはすごくよかった。まあこれがアイドルのライブか?と言われるとなんかちょっと違う気もするし、そういう意味では単純にガールポップなライブとしてデキがいい、と言ってもいいかもしれない。

 

 で、バンド編成によって失われたアイドル性を補っていたのがファンの応援。とにかくりおりおのファンは強い(笑)。そんなに何度もライブみてるわけじゃないけど、どのイベントで見てもとにかくファンがたくさん来てる。「あんたら普段何やってんだよ!」とまあ普段のアイドルイベントでも思う疑問が10倍増しくらいで感じるほどにファンが多い。いやほんと何やってんのよ普段(笑)。

 で、その応援もMIXやコールをふんだんに盛り込みかつ一体感が半端ない。ここの応援は基本的に黄色のサイリウム(キンブレ、ま、なんでもよろしい)をみんなが持ってるスタイルなので視覚的にもやたらと目立つ。

 

 例えばヲタ芸という意味では妄想キャリブレーションなど一体感半端ない現場もいくつかありますが、それとはまた微妙に違う意味での一体感はほんとすごいし、おもしろい。

 

 ということで非常におもしろかったワンマンだったわけですが、今回のライブでますます思ったのは、柊木りおって「水樹奈々が通っていたかもしれないもう一つの道を歩んでる人」感がすげえなあ、ということ。いやなんか規模とか全然違うんだけどなんか重なってみえるんだよねえ(笑)。