akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

2月16日 SPACE SHOWER NEW FORCE at 渋谷WWW

 アイドルもヴィジュアル系もいいけど、たまには若手のバンドも観たくなる。ということで、「近い将来にブレイクが期待されるニューカマーをスペースシャワーがピックアップし、紹介する企画」っつうヤツに行ってまいりました。

DAOKO
とか言いながら、実際のお目当てはこの人。元々はニコ動にラップを投稿したのがきっかけで活動し始めた人のようですが、キュートなボーカル/ラップがなかなかの魅力。
 ステージでどういうパフォーマンスするのか全然知らなかったんですが、DJ(兼エレクトリックドラム)をバックに一人(途中からダンサー2人が登場)で歌うスタイル。ただし、ステージ前に透過スクリーンを貼り、そこにリリックなどをエフェクトやアニメーション付きで投影してました。スクリーン後方に映像流すスタイルは最近多いけど前方ってのはあんまみたことない。映像越しに本人がいる形でけっこうおもしろい。
 あと、意外というわけではないけど、かなり可愛い(笑)。しかもほとんどの曲が振り付けあり(それもヒップホップ系のダンスというよりパフューム寄りのキュート系)で、さらに声量感じさせないボーカルと音源で聴いた時以上にポップに聞こえる曲のおかげで、格好(ファッション)除くとほとんど地下アイドルの印象、、、つうか普通の格好してる天川宇宙にしか見えん(笑)。
 ドカンというインパクトはないけどイベントで観ると得した気分になるタイプ(笑)。

Suchmos
 もっとファンキーダンシン!なバンドかと思ったら、すごくスムースなアーバンソウル/クラブ系なパフォーマンスだった。とにかく、演奏がしっかりしてて(特にベースがいい)、バンドとしてのグルーヴ感が素晴らしい。そしてボーカル。表現力があるというかキチンと声が届いてくる感じがかなりすごい。全体から感じるハッピーなオーラもこういうバンドには合ってる。
 ただまあ、個人的にはもう少し汗の匂いが欲しいかなあという気はする。個人的に青臭い(イカ臭い)バンドが好きなだけですが(笑)。

never young beach
 驚いた。全体的な出で立ちは完全に70年代ヒッピー系。世間的にははっぴいえんどあたりが引き合いに出されてるようで、実際楽曲は70年代フォークロック的な雰囲気なんですが、ライブでは完全にやり過ぎというか風呂場ばりのエコーがかかった脱力系ボーカルにピキンピキン鳴ってるギターが乗っかってて、アシッドフォークというかサイケフォークというか、とにかくかなり変。変な例えですが、ヒッピームーブメントに転向したサイケデリック加山雄三な雰囲気でなんつうかすごいおもしろい。
 ただ、ラストにやった曲(曲名とかわからないけど)は、途中から演奏が熱を帯び、ジワジワと力強くなっていくなど、まさにサイケデリックな展開もあったりして、その辺ただの脱力系ではない感じも。
 しかし一番驚いたのはこういうバンドが話題になってるってことだな。

LILI LIMIT
 SOURとかトクマルシューゴ的なミニマルエレポップっぽい曲やセンチメンタルなエモロックをやるバンド。ちょっと意識高い系というかシティ派っぽいファッション含めてドヤり系なボーカルは賛否あると思いますが(笑)、ライブパフォーマンスという意味ではかなりいい。特にサビの畳みかけるような高揚感はけっこう好き。

あいみょん
 ロビーでのパフォーマンスを会場内の映像で観た。弾き語りで赤裸々な歌詞をエモる今流行りのタイプ。正直このタイプは昔のアングラフォークの焼き直し感が強くて厳しい。バンドスタイルでやったりするとけっこういいんだけど。

Mrs.GREEN APPLE
 若い!こんなに若いバンドだったのか。曲自体はセンチメンタル疾走系ギターロックなんだけど、メチャクチャ華がある。熱量がウチにこもらずにきちんと客の方を向いてるというか。みんなニコニコ楽しそうで、曲中に振り(つけ)があったり、キーボードの人がキーボードそっちのけで客をメチャクチャ煽ったり、MCがけっこう面白かったりと、パフォーマンスの見せ方がすごく上手いというか、ライブで観る楽しさを堪能できる。演奏もしっかりして、これは人気あるのも分かるわ。
 つうか、フロントメンバー(ドラムだけ女性)が皆イケメン系で、笑顔含めてアイドル力が半端ない(笑)。スタダが作ったバンドと言われたら納得するレベル。恐るべし(笑)。

つうことで、17:30開始22:00終了の長丁場でけっこう疲れましたが(笑)、お初のアーティストばかりでおもしろかった。しかし、バンド系はやっぱセットチェンジ時がつらいな(笑)。