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akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

2月26日 anjewel だって会いたいんだもん2017.2.26 1st fan meeting at 幸福の科学 ヤングブッダ・渋谷精舎

 

 アイドル、、、はもちろん、人前でパフォーマンスをする者にとって「人に認知される」ということは重要な課題である。もちろん、そのためにはパフォーマンス内容の充実や技術的レベルアップが必要不可欠であることは言うまでもないが、その前提としてパフォーマンスをみてもらうためのPR活動もまた重要である。
 そのため、太古の昔よりパフォーマー達、、、いやもうこの際単刀直入にアイドルと言わせてもらうが、アイドル達は様々な差別化(区別化)を図ってきた。いわゆるキャラ作り/キャラ立ちというやつである。
 昨今はそれが行き着くところまで行き着いた感があり、いわゆる地域PRを行うローカルアイドルは当たり前として、釣りをモチーフとした釣りビット、仮面を被った仮面女子、ぽっちゃりアイドルのPottyaなどなど、涙ぐましい、、、もとい趣向にとんだキャラ付けを行っている。
 それらは「おいおい、、、」と思うものも多いとは言え、あくまで後付け的な代物であり、シャレですませようと思えばすませられる範疇といえる。


 しかし、そのキャラ付けが宗教ともなると、ことはそう単純ではない。もちろん今は何でもアリ、実際に宗教を茶化した、、、じゃなくてモチーフとしたアイドルも現存するわけであるが、茶化しでもなんでもない、本当に宗教をバックにしたアイドルがいたとするとどうなるか。それは水と油なのか、それともアイドル自体ある種の宗教と揶揄されるように実は相性がいいのか。そして、昨年の12月にお披露目された幸福の科学非公式学生部アイドルanjewelはその試金石となるべきアイドルである。

 

 なにしろ、このanjewelというアイドルグループ、twitter上の紹介文の冒頭がいきなり「こ の 星 に 、ほ ん と う の 幸 福 を 、も っと 。」である。
 「みんなに笑顔を届けたい」「みんなを幸せにしたい」とうそぶく、、、じゃなくて宣言するアイドルは多いし、実際にアイドルに依存しまくってるファンだって少なくはない。
 しかしながら、anjewelは本気度が違う。そこで広言される「幸福を」という言葉には、アイドルがライブのMCで口にするそれとは何かが違う。

 

 ということで、そのanjewelの第1回ファンミーティングが開催された。当然ながら、これに行かずにアイドル好きは名乗れまい(そもそも名乗ってないけれど)。

 

 ネットによる参加応募(もちろん実名応募)、「幸福の科学 ヤングブッダ・渋谷精舎」というそのものずばりな場所での開催、「あなたのことは存じておりますよ」と行間に書かれているかのごとく懇切丁寧かつ長文メールでの数回にわたる開催告知や注意事項の連絡、さらに当日、渋谷精舎わきの道路に待機列を作り、道行く人にじろじろ見られながら開場時間を待ち、開場にあたっては身分証明書の確認、持ち物検査に金属探知機によるボディチェックと、至れり尽くせりな歓迎ぶりに、否が応にも身の引き締まる思いを感じざるをえません。


 さて、会場ですが、なんとなく施設内のイベントスペースとかなのかな、と思ってたのだけれど、施設1Fのいわゆるガレージスペースが実際の会場。周囲に簡易な飾り付けが施され、中央付近にshowroom用のカメラが設置されている以外はほんとにただのガレージスペースでなんとも簡素。
 ただそこは幸福の科学、大勢のスーツ姿の会場警備員や運営・受付の女性の方々がおられ、そして会場後方にはしっかりと神棚的な何かが飾られておりましたが。
 


 ではここで客の様子をみていきたい。そこまでじろじろと客を観察できたわけでもないのだけれど、今回の客層を分類すると、ほんとのanjewel好き、興味本位のクソDD、アイドル好きでもなんでもないけど物見遊山な有象無象、家族、幸福の科学関係者、ということになるであろうか。もちろん、どの客層が多いのかは分からないのだが、まあ基本クソDDということになるんじゃないか。ちなみに見間違いじゃなければ客の一人に姫乃たまがいた。ったく、これだからクソサブカル者は以下略(ご同類ですが)。

 

 まあそういうわけでいろいろ周囲を観察しているうちにいざ開演。運営の女性が開演前MCをしたのだが、その前におもむろに手を合わせて前方に向けて一礼した時、その場にそこはかとない緊張感が漂ったように感じたのは私が俗物である証左か。

 

 まず、anjewelの5人(結成当初は6人だったのだが、今は5人。まあアイドルにはよくある話)が登場。当然ながら実物をみるのは初めて。というかネット上でもそこまで容姿をみたことがありません。その5人、メチャクチャ可愛いかというとまあそうでもない。ただ、けっこう可愛い人も何人かいるし、これは、、、という子はいない印象で、アイドルとしては標準値には達している印象。ただ、5人全員しゃくれ、、、いや下あごがやや前方に出ている印象はあり、これは偶然なのか、誰かのご趣味なのか、、、。
 どうでもいいけどこの5人、とにかくよく笑う。これまた俗世にまみれきったわたしの様な者からするといろいろと想起してしまう所ではありますが、当然ながら緊張からくる愛想笑いであろう。

 

 イベントの内容は2部にわかれており、1部は質問コーナー。一瞬乙女新党のバスツアーにおける質問コーナー(抽選された番号の者がその場で質問を考える)のごとき緊張感に見舞われたが、参加申し込み時のコメント欄で募集した質問に答える形で一安心。
 「まななんは何ナンが好きですか?」(※まななんというのはメンバーの名前)というおそらくシャレで書いたと思しき質問が最初に紹介され、会場が微妙な空気になりかけたものの、これはただの掴みで、次からは「好きなアイドル・歌手はだれですか?」「どんなお菓子を作るのが得意ですか?」「春休みにしたいことは何ですか?」といった普通の質問に、いかにも女のコらしくとりとめない回答が繰り広げられる展開で一安心。ただ、「好きなアイドルはだれですか?」という質問を書いた人が逆質問をくらい、あろうことか「小沢健二」と答えてメンバーがポカンとするという事案があり、これだからクソサブカル者は以下略(いや質問者が誰かは存じ上げませんが)。

 そして最後の質問。
 「幸福の科学の中で好きな教えは何ですか」。いきなりぶっ込んできたよ!さすがに油断してたよ!
 ということで、メンバー5人がそれぞれ好きな教えを答えていく。これがなんとも自然な回答ぶりでさすがというかなんというか。宇宙や愛、知など、幸福の科学の教義について語るわけですが、その節々に「うちはよその宗教とは違う」という矜持が感じられるあたりさすがとしか。
 特にメンバーの一人が「太陽の法を読んで感銘を受けて信者になった」(大意)という話をした時に他のメンバーが一斉に「そう!!!あの本ほんと素晴らしい!!!」(大意)と感嘆したのはこのイベントのハイライトだった気さえする。

 

 2部はイヤホンガンガン伝言ゲーム。どうやら女子高生あたりで流行ってるらしいけど、全然知らなかった。ようは耳が聞こえない状態での伝言ゲームで、口パクの状態で言葉を推理することから頓珍漢な伝言になりやすいというのが流行ってる要因らしい。
 このコーナーはいかにもアイドルらしい趣向で、本人達もかなり面白がっていて微笑ましい限り。


 ここで一旦イベントは終了。ここまでの様子はshowroomでも公開されており、後ほどyoutubeでも公開されるらしいので興味のある方はご確認を。

 この後、メンバーからのプレゼント(色画用紙で作ったメダル)を渡すためのじゃんけん大会があり、いよいよ物販。

 

 まあ、メンバー全員とのチェキ撮影4000円というメジャーばりの価格に一瞬ビビるものの、チェキは撮らなきゃ始まらない、ということで全員チェキを選択。

 時間的な制約のせいか、5人全員とのチェキは話す時間もなく異様にあっさりしておりこれまたメジャー並。まあ何か話があるかと言われるともちろんないんですが。
 あと、事前告知の中にはなかったけれど、物販コーナーには幸福の科学の本も売られており、例の清水富美加能年玲奈星野源(いずれも守護霊本)とさすが商売上手。
 もう一つ、物販やってた女の人がなかなか美人で、これもアイドルあるあるの一つを忠実に再現しててさすがの一言。

 

 ということで、anjewelの第一回ファンミーティングは無事?終了。ファンミーティングとしてはえらく静かなイベントでしたが、第一回だからこんなもんなだけだと思いたい。

 

 さて、ではanjewelは今後どうなっていくのか。実は今回のファンミーティングで一番リアリティがあったのが幸福の科学にまつわる部分。というよりも、いわゆるアイドルイベントとしての部分(質問コーナーとかゲームとか)はもはや手垢のつきまくった部分であり、こに差別化を見出すためには、個々人がよほど可愛いか、もしくはキャラが相当に立ってでもしない限り、少数のヲタを除けば、また来ようという気にはなかなかならないものである。
 しかし、こと宗教の部分に関して言えば、まさに他のアイドルグループとは強烈に差別化できており、そしてその生々しさは一部の物好きにとっては堪らないものとなる可能性を秘めている。

 つまり、anjewelはある種の布教活動、、、それはもちろん露骨なものというよりは幸福の科学のPR程度のものになるとは思うが、とにかくその布教活動をアイドル活動のモチベーションとして継続していく可能性があるし(いまや地下アイドルにとってこの継続性は最重要課題なのだ)、ファン側もあくまでファンという第三者の立場として幸福の科学の内実にふれられるという露悪的な欲求を満足させることができる。
 このお互いにアンビバレンツな駆け引きがしばらくの間続けられていくとすれば、これはしばらく目が離せないよなあ、と個人的に思ったりするわけで、これだからクソサブカル者は(以下略)。