akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

2月4日 Great Hunting Night VOL54 at 下北沢CLUB Que

 ということで本日のライブ。54回目と伝統のあるシリーズイベントのようですがよく分かりません(笑)。まあいいや。

 行く前にけっこうな雪でちょい挫折しかけたけど、チケット購入済だったので出かけたら途中で雪がやんで一安心。こういう時はチケット購入という枷がいい方向に働くなあ。
 で、開演15分前に会場についたんですが、客全然いない。ただその後めちゃくちゃ増えてほぼ満員状態。女子高生多い!これみんなthe peggiesの友人知人か?とか思ったらそうでもなかったみたい。何か不思議な客層だな、と思ってたら出演バンドがけっこう多種多様だったせいだった。
 

Mrs.GREEN APPLE

 ドラムは女性でしたがボーカル含めた他の4人は男性でした。
 いわゆるメランコリックなギターロックバンドで、けっこうセンシティブなボーカルが特徴的かな?曲のクオリティは高いし演奏も上手いけど、ギターロック的に突出してるかといわれるとどうなんだろう。やや全体的なリズムが甘いところもちょこっと気になる。
 あと、ボーカルの人のキャラクターは好き嫌いあるかも。
 

PONYTAIL-SCRIMB

 これはいいバンド!初見でその格好からすかしたロックバンド(笑)かと思ってたら、最近の潮流であるWinnersとか快速東京とかまあその辺の性急ダンスロックを主体としたバンドだった。しかし、妙に青春チックというか甘酸っぱさがあるのがいい。
 曲のクオリティもなかなかで、グルーヴ感がきちんとあって、さらにこの手の曲に特徴的な変てこりんなフェイクやブレイクもおもしろい。
 このバンドはほんとよかった。こういうバンドをひょっこり見れると非常にお得感強い。
 ちなみにこのバンドもドラムが女性。大昔は(ボーカルを除くと)バンドで紅一点というとほぼキーボード、その後ベースが主体な時期もありましたが、今は完全にドラムな気がする。
 

the peggies

 the peggiesは天才だね。本人達がどれくらい自覚的なのかそれとも単なる天然なのかは知りませんが、驚異的な曲のクオリティ、その曲のよさを存分に引き出す演奏とボーカル、そしてある意味強烈なMC、そして彼女らの立ち位置(女子高生!)、そのすべてが奇跡的にかみあってる希有なバンド。この奇跡は、青春というわけの分からない怪物が彼女らに送ったプレゼント。
 なんつうか、若い時ってエロ本の自販機があるという噂を聞けば夜中に自販機目指して自転車でダッシュするじゃん。あの無闇矢鱈なパワーね(もちろん、彼女らは女性なのでそういうことはしませんが)。そういう何かが確実に今の彼女らにはある。
 問題はこれから卒業して、そういう謎の力が去ってしまった後ということになりますが、もしもこのままバンドを続けていくのであれば、そういう問題なんざひょいとスキップで乗り越えそうな気もする。
 基本的に女性ボーカルの曲って青春的なザワザワを感じさせてくるものが好きなんですが、彼女らの曲には確実にそれがある。しかも単純にしんみりさせるんじゃなくて笑顔で踊りながら、ってのはそうそうない。個人的な話でいくと、今それを感じさせてくれるのは、このthe peggiesとHPPY BIRTHDAY、そして乙女新党あたり(ラストでずっこけた人もいるかもしれませんが、間違いなく乙女新党もそういうアーティストだ)。
 

ふぇのたす

 今回で見るの2回目ですが、今回もよかった。いわゆるテクノダンスポップバンドな3人組(ボーカルが女性)で。ギターの人は最近かなり多方面(南波タタンとか)で活躍してる。
 まあ、それはよいとして、この手のある意味テクニカルなテクノポップな人達って若干スノッブというかドヤな雰囲気をかもし出すこともあって、今日も最初の曲は若干そんな雰囲気がなくもなかったけど、その後はボーカルのゆるゆるな魅力でその辺がすっかり解消され、非常ににこやかな雰囲気が会場を包み込んだ。
 とにかく曲はもちろんいいんですが、それ以上に雰囲気作りも含めたライブパフォーマンスがめちゃくちゃいい。この楽しさはなかなか味わえるもんじゃない気がする。「ああ、今日はいい日(ライブ)だったね」と素直に思えるライブとでもいうのか、とにかく素敵。
 
てなわけで、今日のライブも素晴らしいライブでした!