akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

3月21日 Replica 下北沢CLUB QUE

"20周年!特冠ワンマン乱れ撃ち! CLUB Que 20th記念 ONEMAN series『OPERATION UTAGE』 「Flowers never end ver.2014」

Replica -oneman-

 

さて、Replicaにどれくらい思い入れがあるか、と言われると、はなはだ心許ない。もちろん、アルバムはよく聴いていたし、ライブにも行ったことがあるが、ずっと追いかけていたわけではない。「当時好きだったガールズバンドのひとつ」というあたりが正しい言い方かもしれない。

 

とはいえ、再結成の文字をネットでみつけた以上、行ってみるか!となるくらいには好きだったということなんだろうね。まあ、○○年ぶりの再結成!ってやつに弱いだけって気もするんですが。

 

ということで、Replicaの再結成のライブに行ってきました。

 

遠い昔にみたReplicaのライブの記憶といえば、想像以上に王道ロックな佇まいで、ボーカルの浜崎直子がえらく姉御肌にみえた、という程度。しかし、この印象はそのまま今回のライブにも当てはまる。

 

浜崎直子のボーカルは全然衰えておらず、逆に貫禄が増した印象すらあった。この手の再結成ライブ、ボーカルの声が残念なことになってることも少なくない中、これはけっこうすごいと思う。そのボーカルを支える演奏も当初ややバタバタしてた気もするが、徐々に堅さがとれてきたのか、締まった演奏で盛り上がった。こっちも昔の印象と同じで、非常にオーソドックスというか、スタンダードなロックバンド然としてておもしろかった。

 

ただ、、、なんと言えばいいんだろうね、久しぶりの再結成ライブにけちをつけるわけでは決してないけれど、ちょっと多幸感ありすぎる、というか、「みんなありがとう」的な感慨がありすぎるというか、なんかこうモヤッとしたものが残るんだよね。

 

以前みたSUPER BADの時も思ったんだけど、やはりロックってのは「一発かましてやる!」的な何か、が大なり小なり必要だと思ってるわたしとしては、ひたすらHAPPYで感謝の視線に囲まれたこの手のライブはすっごく居心地悪い。ぶっちゃけ言えば疎外感というか、置いてけぼり的な何かを感じてしまう。結局、「オレは他の客ほど熱心なファンじゃない」という疎外感がアタマを空っぽにしてライブを楽しむ余裕を奪ってるって感じなんですかね。周囲が盛り上がれば盛り上がるほど冷めてくみたいな。

 

これなんだろうね、まあ思い入れの問題が一番大きいんだろうけど、バンドも元ファンを相手にライブをやってる感覚が知らず知らずのうちにあって、それがわたしに突き刺さってるのかもしれない。

 

すごくいいライブなのに楽しめないこの感覚、わたし自身の問題とはいえ、あんまいいもんじゃないよなあ。