akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

3月25日 Super OK ☆彡 at 青山 月見ル君想フ

 アイドルど真ん中、というよりその境界線上にいるような人達を集めたようなこのイベント、楽しい夜でした。

 

BAND MAID

 当てフリとかではない完全なバンド形式で、コスがメイド服姿って点を除くとSCANDALタイプのかなりストレートなガールズバンド。

 前回見たときは全体的にボテッとしているというか少し重ための印象だったんですが、今回は音がすっきりとしていたせいもあるのか、リズム含めてタイトになってる感じで良かった。曲の展開がみんな似てる印象も受けるので、その辺毛色の違う曲も加えると流れがよくなる気もする。

 

あっこ

 HAPPY BIRTHDAYのドラムの人。HAPPY BIRTHDAYのライブでは毎回ハイテンションで感情のままに叩くドラムが個人的に大好きなんですが、今回はソロ。ドラムの人が別のユニットとかで叩くというのはよく聞きますが、ソロでなにやんだ?と思ってたらラップかよ(笑)!

 普段HAPPY BIRTHDAYのライブでも披露してるゴリラップ(自己紹介的に唄われる)というのがあるんですが、それを斜め上に進化させた(つうか強引に引きずり込んだ)紙芝居ゴリラップ.。ラップといえばラップですが、まあネタといった方が通りがいいだろ、あれ(笑)。

 とにかく、ライブハウスのイベントで芸人枠に片足突っ込んだかのごとくネタ入りラップを披露するという潔さが晴らしい(褒め言葉)。まあ、こういう飛び道具系というか受け狙い(笑)系のラップやバンドってのはなくはないですが、普段ドラムやってる人がソロでやるという心意気つうかハート強すぎ(笑)。

 メロディやバックトラックが妙にしっかりしてるのがまた無駄におもしろい(笑)。

 

エレクトリックリボン

 エリボンはまずなんといっても曲がいい。テクノ系、クラブ系ミュージックは音やリズムに凝るあまり、えてしてメロディを重視しない方向に行く場合もありますが、エリボンはアイドルという前提があるせいかどうか、とにかくメロディがポップ!そのメロディを活かす形でリズムその他のバックトラックが成り立っている感じで心地いい。

 俗にAメロBメロと言われてる通常部分もすごくポップでいんですがそこからサビにもっていく時の高揚感はピカイチ。そして、ボーカル3人という特性を活かしたコーラスや唄い回しもすごく効いてる。あといいなあと思うのがリズムの切り替え。クラブミュージックやアイドルソング、まあその他の音楽においてもそうですが、フックやブリッジ、リズムの切り替えってのは曲に抑揚をつけるための手段としてよく使われるんだけど、その使い方がすごく気持ちいい。まあある意味ベタといえばそうなんですが、楽しいことにベタもクソもありゃしないですから!

 アイドルならでは(今はそうでもないですが)の振り付けなんかもライブならではの楽しさで、全体的な雰囲気の良さに一役買ってる。

 とにかく、フワフワと漂うポップ感とビート感、この手の音楽ってよくありそうで意外にやってる人いないっつうか。もっといっぱいう曲が聴きたい!ってワンマンに行くしか。

 

ゆるめるモ!

 最初仕込みに失敗したのか少しバタついてましたが、その後は通常運転か。

 ゆるめるモ!もやはり曲がいい。ある種アイドルらしからぬテクノ〜エレクトロニカ的楽曲はヘタするとひたすらあざといだけになりそうですが、曲に合ってるんだかどうだか判断すらつきにくいボーカルとダンスがのることで微妙なミスマッチ感とポップ感が生まれ、アイドルと先鋭的音楽との境界線上をゆらゆらと漂う独特な存在になってる。

 まあ、昨今はアイドルらしい楽曲やってる人の方が少ないっつう話もあるんですけど、この人達はその中でもかなり意識的にポストロック的な方面にアプローチしてるのがおもしろい。メタルやコア系をやってるアイドルは案外多いですが、こっち方面はそんなにいない印象。まあ全部がそういう曲ってわけでもないですが。ベクトルとしてはベルハーに似てるのかなあ。

 そんな中でも特にアイドルらしからぬ長尺のSWEET ESCAPE。ライブで聞くの2回目ですが、このじわじわと盛り上がるこの感じ、やっぱいいなあ。リミックス集とかどうですかね。

 


ゆるめるモ!『なつ おん ぶる ー』@新宿LOFT 20131011 - YouTube