5月5日 PARTY HARD!!!!#02 at 新宿MARZ
昼間の高円寺でのイベントを見終わった後は新宿に移動してこれ。実はこちらのイベント、昼間に一部があって、これは夕方からの二部。とにかくメンツが魅力的。
ライムベリー
なんやかんやあってからのライムベリー(笑)は何回かみてますか、段々よくなってる気がする。もちろんこなれてきてるのも確かなんですが、ある種の覚悟が(肝が)定まってきたといっていいんじゃないかと思う。パフォーマンスの強度も増したし、2人の対比(ラップとアイドル)も鮮明になってきているし、まあMCでのぎこちなさ演出は少しあざとすぎる気もしますが(笑)、以前とは違う新生ライムベリーとしての立ち位置はしっかり確立できている気はする。
そして、何より曲がいい。もちろん、以前のゆるふわでありながらしなやかだった曲もいいんだけど、新生になってからのややメジャー/EDM方面にシフトした楽曲も今のエモーショナルな立ち位置にすごくあっていてグループとしての強度を感じさせていい感じ。
特にミラーボウルは終わるのが惜しくなるくらいの名曲と個人的には思っていてあれ、後半リアルタイムでループさせるなどしてライブ感を出すともっとよくなるんじゃないかなあ。
ラストはせのしすたぁも参加して再びミラーボウル。うーん、やっぱいい曲だ。
せのしすたぁ
言葉通りのエモーショナルなパフォーマンスが魅力のせのしすたぁ。ただし、個人的には少しルーティン的な様相や日によってあまりにも出来不出来が激しい所がやや気になってたりもする。
でもまあ、この日はそういうこと抜きにしてまおさんの声が枯れまくっていて全然声が出ていない。つまりはせのしすたぁのキモであるまおさんのアジテーションが発揮できないわけで、そうなると今日は不出来の方のライブということになるのかな、と思っていましたが、なんと今までアイドル担当(笑)だったみかさんが覚醒、まおさんを罵倒しまくる展開に。さらに客もそれにのっかりまおさんをぞんざいに扱ったりとなんだかメンバーと客の全体芸の様相。
まあ、これはこれでおもしろい。おもしろいけど、正直わたしが求めてるのはこれじゃない。
なんだかんだでわたしは熱血青春大好き人間なので、やっぱり全力で全身全霊で汗だくでパフォーマンスに打ち込み、それをあらん限りの力でアピール(アジテート)する姿を見たい、感じたいという思いが強い。まあでも、いつもそれができるわけではない、ってのも分かるし、逆にいつもそれをやられると前述したルーティン的要素を感じちゃうのでここは難しいところ。なんだけど、ある意味ネタの方向にシフトするのはあまり好きじゃないのも確かだなあ。ダメならダメなりの何かを残して欲しい、ってのはまあないものねだりか。
RYUKYU IDOL
この日出演したアイドルの中では最もストレートなアイドルソングをアイドルらしく熱演したグループ。最近のアイドルは自己紹介やMCを極力排し、パフォーマンスのみで勝負することが増えてきてるように思いますが、この人達もやはり立て続けに楽曲を披露し客を圧倒する。
正直、ストレートなアイドルソングはそこまで好きなわけではないですが、ここまで正々堂々と勝負されると盛り上がるね、やっぱ。
そして妄想キャリブレーション。さすがの妄想族。客席前方は族の皆さんで埋まってます。ワンマンを15日に控えた妄キャリ、この日もそのことをアピールしつつ全開のステージ。
しかし、妄キャリのパフォーマンスの魅力は妄想族込み。とにかく猛者たちによるヲタ芸の素晴らしさは特筆に値します。わたし、そこまでヲタ芸やりたいとか思わないんですが、妄キャリだけはライブをみるとあそこに参加するのも悪くないとか思ってしまうんだよなあ。
もちろん、曲もいいです。全開ポップとでもいいのか、ドストレートなデンパポップというのかデンパ曲なのにひねりがないってのも変な言い方ですが、とにかく正統派なデンパ系ポップソングが素晴らしすぎる。
うん、いいイベントだった。