akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

5月15日 妄想キャリブレーション at 赤坂BLITZ

 妄想キャリブレーション。最初に目黒鹿鳴館で見た時のファン(妄想族というのかな)のロマンスその他のヲタ芸の見事さに感銘を受け、それ以来ちょこちょこと観てるわけですが、まさかワンマン見に行くほど好きだったとは(笑)。

 
 というわけで赤坂BLITZ、1000人を超すキャパの会場で、動員厳しいみたいな話をライブの度にメンバーが繰り返し、是非来てください!とアピールしたのが功を奏したのか、場内ギュウギュウといっていい埋まり具合。後部スペースをけっこうつぶしていたとはいえ、これは大盛況といっていいんじゃないでしょうか。
 
 さて、妄想キャリブレーション。ここから超個人的妄想に入りますが(笑)、昨今の地下アイドル、いくつかの潮流ってのがあると思うわけですが、その中でも今アツいと思われるのがBiS(はもういないですが)あたりから端を発したロック系というかエモ系アイドル。それぞれに個性はありますが、BELLRING少女ハートゆるめるモ!あたりが代表格と言えるのかな。
 でまあ、異論はもちろんたくさんあると思いますが、この手のアイドルはいわば体育会系というかイケイケなわけですよ。ファンも総じてオシャレさんだし、ある意味ロック畑の人にもそれなりに胸を張って「今のアイドルはキテる!」と言えるアイドル達(ま、この時点でロック視点なのがそもそも偏ってますが)。
 
 それに対し、地下アイドルのもう一つの潮流ともいえるアキバ系というかデンパ系。最も有名なのはもちろんでんぱ組.incなわけですが、あくまで対比としてのみジャンル分けするとこちらは文化会系。下手すりゃ(しなくても)ダウナーな方向へ話が行きがちな面々。そして地下アイドル的にその筆頭格が妄想キャリブレーション
 というより、この手のアイドルはデンパ系というよりディアステ系に集約されちゃう感もあり、実数としてはあまり多くない気もします。個人的な印象としては妄キャリがひとり気を吐いてる感すらある。
 という視点を無理矢理作り出してみると、今回の赤坂BLITZ、イケイケなアイドル群に対する文化会系アイドル(というよりファン)の逆襲というのかな、そういう独特の雰囲気が場内を取り囲んでる印象。とにかくぎゅう詰めの熱気とも相まって場内の雰囲気はいつもと全然違う。開演前のワクワク感というか、今日はやるぜ!という客の意気込み感が半端ない。
 
 そして開演。お馴染みの曲を繰り出す妄想キャリブレーション。がしかし、場内人が多すぎてヲタ芸打つスペースがない!なにしろ満足に手も振れない状況。もちろん、場所によっては余裕があったのかもしれませんが、少なくとも後方は全然ダメ。満員電車なみの状態だもの、どうにもなんない。個人的にあんま振りコピとかヲタ芸とかやんないんですけど、それでもフラストレーションがたまっていく。
 うーん、なんだろう、これ。場内人がいっぱいなのはすごくいいことだし、パフォーマンス自体もすごくいいのにうまいこと応援できないもどかしさ。なんかこう全体的に消化不良なまま終わってしまった感。ただただ残念としか。
 
 あ、そうそう、途中メンバーによる寸劇コーナーあったんですが、これが内容のくだらなさと相まってかなりのクオリティ!けっこうおもしろくてびっくりした(笑)。