11月26日 PHANTOMxBEASTxROMANCE at 恵比寿club aim
11月26日 PHANTOMxBEASTxROMANCE at 恵比寿club aim
今回のライブハウス恵比寿club aimって初めて行ったんですが、ヴィジュアル系とアイドル系がメインにやってる所らしく、普通のマンションの地下にぐいぐい降りていく感じでかなり狭い。今回後ろを物販スペースに割いていたのでその印象はさらに強かった。でも生ビールがエビスだったりして(後で気付いたが恵比寿だからなんだな)なかなかいい感じ。
今回のイベントはCalmando Qual、nue、Misarukaという3バンドのカップリングツアーで、この日のライブがツアー最終日。
Misaruka
トップバッターはMisaruka。叙情系ゴシックバンドで、かなり王道でメロディアスな曲調。基本ヴィジュアル系ときいて想像する音と思って間違いないかも。
このバンド、最初に観た時に客のモッシュ(パンクやハードコアのアレではなく、基本的に客が左右にテンポに合わせて移動するもの)がえらいおもしろくて、その後何回か見てるわけですが、ここのところそのモッシュが見られず(モッシュをやる曲、タイミングが決まってるのでその手の曲がセトリにない場合、モッシュが起きない)ちょっと残念。
ただ、今回は箱が小さいせいか、ゴシックな衣装や曲から受けるイメージとは違い、パフォーマンス自体フレンドリーっつうか親しみやすい感じに見えた。もちろんパンクロックのような気安さはないものの、ステージと客席の距離が思ってたよりも近い(まあ実際近いせいもあるのか)。
あと、近くでみるとメンバーかなり年齢を感じさせる(笑)。キャリアが長いのも納得(笑)。
Calmando Qual
ボーカルが金色短髪で、曲もUP-BEATあたりを想起させるビートバンドっぽい雰囲気。なんか、格好はかろうじてヴィジュアル系ですがもはやパフォーマンス的にはその手の色はほとんどないと言ってもいいかも。その辺も含めておもしろかった。
THE DEAD P☆P STARS
元かまいたちのKENZIによるバンド。つかもう20年以上やってないか?このバンド。
多分大昔に音源はきいたことあるバンドですが、いわゆるバッドボーイズ系ロックで、もはや衣装や化粧含めてもヴィジュアル系の要素はほとんどありません(笑)。
でもベテランの貫禄というのかパフォーマンス自体はすごくよかった。音の分厚さ、疾走感、ポップなメロ、さすがとしか。ラスト2曲が少しヴィジュアル系チックな曲でしっかりファンサービスするあたりも素晴らしい。
nüe
このバンドは面白かった!
これまたボーカルの人以外は化粧こそヴィジュアルチックですが、ちょっとふくよかだったり、ベースの人にいたってはピアスだらけだったりと全くヴィジュアル系っぽくなく全体的な見た目は明らかにミクスチャ系メロコア路線。
でも曲はメロディアスなゴシックロックで少しインダストリアルやシューゲイズな色もあってすごくいい。サビも含めてメロディ自体はすごくポップというか王道メロなのも好み。
あと演奏がかなり上手いというかグイグイ進んでいくグルーヴ感があってこの辺もヴィジュアル系っぽくない感じ。
というわけで、完全なヴィジュアル系はMisarukaのみで、後は分類的にはヴィジュアル系に属していても内容は異なるバンドばかりでそのギャップがなんだかおもしろかった。このジャンルほんとになんでもありなのかもしれないなあ(笑)。