8月9日 アイドル甲子園FESTIVAL2015 at 新木場Studio Coast
さてアイドル甲子園。出演するアイドルの数だけでいけば、@JAMやTIFに引けをとらない規模なんですが、企画力というか宣伝力というかそういうところがおざなりで、さらに会場の警備とかホスピタリティとかその辺の適当さとそれに伴う弛緩した雰囲気などなど、全体に漂う地下感がある意味このイベントの魅力であると個人的には思ってるわけですが(笑)、この日もやはりグダっておりました(笑)。
Cheeky Parade
アイドル甲子園的にはかなり珍しいグループ。ヤカラ系というかオラオラ系というか全体的に派手なパフォーマンスが魅力のチキパ。この日もさすがのパフォーマンスで盛り上がってました。avexのアイドル群の中では一番好きかなあ。
La PomPon
強がりセンセーション
相変わらずアゲアゲなパフォーマンス。曲がけっこう普通なのが個人的にはアレですがファンは多い。
神宿
原宿初のアイドル。運営が学生なんだよね、確か。みんな可愛くて、曲が原宿kawaii系で、これ以上何がいるというのか。最高です。
538
ここから一番端っこにあるステージに移動したので、観たこともきいたこともないグループが続きます(笑)。けっこうふくよかなスタイルの2人組。曲がめちゃポップ。
バブルついんず!
カバー曲とオリジナル曲が半々くらい?富山から春上京したらしい。MCかなり適当で面白い。
愛夢GLTOKYO
コスプレ系5人組。ボカロやアニソンのカバーをやってました。なんかのお店から生まれたユニットなのかな?そういう雰囲気。
NEXT少女事件
ここで中央付近のステージに移動(笑)。ハードコアなアイドルソングとしてはかなり上質な楽曲もいいんだけど、ハードコアに興味ないであろうボーカルのヤケクソ気味の煽りがメチャクチャ楽しい。かなり好き。
ライムベリー
途中でステージから客席へ降りてきて、客として見に来ていたせのしすたぁの3人を巻き込みつつ、ラストのミラーボールで大爆発。楽しかった!ただ、盛り上げ方がやや安易というか、これでいいのか?という感と、MIRIちゃんが必死すぎるというか少し上から目線なのがやや気にはなる。
じゅじゅ
ライムベリーで盛り上がりすぎて途中から。しかし、スケール感あって最高!
FRUITPICHETTE
ハードな曲調にハードなパフォーマンス、なんだけどイマイチ乗り切れない。なんつうかシリアス度が高すぎる気がする。
5人組。曲もパフォーマンスもすごく普通でそこが逆に新鮮。
ANNA☆S
相変わらず何でもアリで貪欲なパフォーマンス。客席に脚立を準備し、そこに登って水鉄砲で水をまき散らてました。何が何でも客をノセようという姿勢はかなり好き(笑)。安易で安直と言えばそのとおりですが、それでもいいから盛り上げたいというある種の覚悟が感じられるかどうかは分かりませんが(笑)。
乙女新党
すごい久しぶり。見るとやっぱり楽しいけど、乙女新党最高!という感じはもうないなあ。曲中決めゼリフ部分をアドリブで間違って「@JAM最高!」って叫んじゃったんだけど(笑)、曲終わりにそれをネタにMCできないあたりに今の乙女新党の微妙なとこが出てる気がする。
葵叶望
元TAKENOKO。千本桜や初恋サイダーなどのカバー。メイド服が案外いい(笑)。今度新グループ作るらしいので楽しみです。
meltia
ロリータファッション(ゴスじゃなくてフワフワ系)のグループ。顔も気持ち白く塗ってる気がする(気のせいかも)。意外に曲がポップでいい。
相変わらず適当というかゆるいパフォーマンスがいい。ただ、新しいきょくほど普通な感じになってるのが気になる。
KOTO
ハイパフォーマンス。とにかくガンガンに踊ります。野外で見ると想像以上に小気味良くていい感じ。えーと、KOTOさん太った?
偶像DROP
ファン多い。モロにハードコアやパンクってわけじゃなく、案外アイドルマナーに沿っている。曲がポップってことなんでしょうけど。理屈抜きに楽しかった。
BPM15Q
りなはむのユニット。ややテクノポップっぽい気もするけど、案外普通のアイドルソング。テンポがいいので飽きない。
上月せれな
盛り上がってました。が、同じ曲をバージョン違いで2回やるのはどうかと思う。いつもそうなんだけど、セットリストもう少しなんとかならないもんか。
スルースキルズ
けっこう大きいところでワンマンとかやる割にこういうイベントだとそんなにファンが来てる感じがないんだよねえ。ちょっと不思議。曲もパフォーマンスもいいんだけど、何度も観ようという気にあまりなれないのはなぜなのか。
GEM
ここからメインステージ。もう動くのもなんなので、何気に観たんですが、これがよかった。GEMは何度かみたことあるんだけど、ちょっとダンス寄りなせいで盛り上がりに欠ける印象だったんですが、この日はかなりパフォーマンスに気合い入っててよかった。
まあいろいろあったグループですが(笑)、ステージはその辺関係なく非常にタイトで素晴らしい。あと客席でリフトが発生してましたが、警備員がそれを注意し始めたせいで、清掃員(BiSHのファンの総称)がざわめくという展開に(笑)。
BiSH
ということで、そのBiSH。この規模はまだ何度も経験ないと思うんですが、かなり堂々としたパフォーマンス。やはり曲がいい。まあ個人的にはそこまで好きではないんですが(笑)。
しかし、この日はまあその辺は二の次で(笑)、何しろPASSPO☆の時にリフトが注意を受けたのもあって、清掃員がどう対応するかをずーっと話しており、まさに不穏な空気が全体を覆ってました(笑)。結局、単発的にリフトしては警備員の動向を探るという様子見を繰り返した挙げ句、もはやどうでも良くなったのか、なし崩し的にリフトやモッシュが発生、警備員も注意はするものの結局追っつかず、終盤は完全に無法状態。こんなこと言っちゃいけないんだろうけど、いや楽しい(笑)。
PassCode
ある意味、BiSHでやりきった感もあったメインステージ。パフォーマンスのクオリティは引けをとらない、どころか現時点ではBiSHよりも上だと思われるPassCode。ファン(ハッカー)もモッシュに2ステップにとにか激しい応援が特徴とはいえ、ファンの数でいくとやや不利。実際、BiSHが終わった時点でかなりの人が会場を後にし、やや客は少ない感じ。てなわけで、どういう感じで盛り上がるのか多少の不安もありましたが、いやまあ凄かった。BiSHの時の不穏な雰囲気を引きずっていたせいか、またBiSHで盛り上がりきれなかった人が残っていたせいか、とにかく凄まじい盛り上がり。
とにかく、ファンは広いフロア(今回前後左右を仕切る柵なし)全体を思う存分使って暴れまくり。とにかくモッシュの輪はデカイし、各々が所狭しと2ステ踏みまくるし、大暴れ。パスコードのパフォーマンスも凄くて一回休みをはさみつつ、持ち時間の30分フルパフォーマンス。
とにかく、今日のパスコードのフロアはいつものように統制とれてる感じじゃなくて、BiSHの空気と清掃員を引きずった感じで確変起こしてた気がする。要所要所でmixかかったりして締めるものの後はひたすら大爆発。
でも、ほんとに凄いのはその大暴れがきちんとパフォーマンスと呼応してること。パフォーマンスのここぞ!という所でまさに狙ったかのように爆発し、mixが入り、ケチャが入る。しかもそれが機械的にきっちりしてるわけではなく、連鎖反応的に盛り上がる。ちょっと凄すぎる。
てなわけで、今回のアイドル甲子園もグダグダな展開で、個人的にもダラダラと一日過ごしたわけですが、最後にすげえのが待ってました。いやほんと凄かった。