akane's diary

ほぼ音楽とアイドルとアニメ(アニソン)の話

7月10日 WONDER WORLD vol.18 at 恵比寿BATICA

 今はなきHAPPY BIRTHDAYってバンドが好きだった。女性2人組のバンドで、失恋ソングや日常の挫折なんかを描いた歌詞も含め、基本的に女子(ここは敢えて女子という単語を使わせてもらいます)が好きなバンドなのだけれども(実際ライブは女性客の方が圧倒的に多かった)、まあそういうバンド(アーティスト)が好きなのであります、わたし(笑)。

 で、そのHAPPY BIRTHDAY、坂口喜咲(ボーカル、ギター)とあっこ(ドラム)という2人のメンバーから構成されていたわけですが、その中の1人であるあっこは紙芝居ラッパーとして一部で話題となり(今はフリースタイルに凝っていて紙芝居はほぼやってない模様)、わたしも初期の頃はけっこうライブに行ったりした。
 そしてもう一人、坂口喜咲の方に関しては、なかなか観る機会がなかった。いや機会はあったんだけれども、弾き語りというスタイルだと生々しすぎてダメなんじゃないかという勝手な思い込みがあって、行く気力がそこまで沸かなかったというべきか。

 でもまあ、一回も観ずに終わるわけにもいかんだろ、ということで、今回行ってまいりました(笑)。

姫乃たまと青葉市子
 姫乃たま、地下アイドルを名乗ってますが、いわゆる一般的な地下アイドルとはちょっと違うよね。もっとはるかにサブカル寄りで地下アイドルという呼称に対する自己批評的な意味合いもあるというか。そういう意味では青葉市子とのユニットはなるほどなあ、という感じもする。
 曲はそれぞれの持ち歌やカバーだったんですが、ギターの弾き語りで歌われると、ますますアイドルではなくてSSW感が強い。で、その唄とも相まってこれが相当いい感じ。べたっとした感じがなく、非常に淡い趣きがほのかな暖かみを与えてくれて素晴らしい。
 ただまあ、カバー曲としてたんきゅんデモクラシーの曲を選ぶあたり、サブカル魂百までというより、あまりに「そこですか」感が強くて逆にシュールという(笑)。

辻詩音
 こちらは一般的な意味合いでのSSWな人。かなり横道なSSWタイプなんですが、MCなんかはさすがに長いことやってるなあ的な流ちょうさがあって、そこが逆に少しむずかゆいというか、少し居心地の悪さを感じたりそうでなかったり。

吉河順央&森永。(明治)
 なんか2人で登場。カバー中心の選曲で意外性もあってそれ自体はけっこうよかったんだけど、なんというか身内ノリというのか、知ってる人は知ってるのを前提にしたような雰囲気もあって、ある種のクラブノリが微妙にモヤモヤしたりしなかったり。

坂口喜咲
 で、坂口喜咲です。この前にやった人のファンが多かったのか、客がかなり少なくなった状態でスタート。最初は奇声あげたりアコギ弾き語りで叫ぶように歌ったりとややエキセントリックでしたが、途中からオケバックにお馴染みの曲を披露。これが現在の個人的に状況とも相まって、まあしみること(笑)。ラストは客席に降りてきて転げまわるわ、客の手をとって踊りだすわ、これまたエキセントリックでしたが(笑)、メチャ盛り上がってました。その辺含めてさすがのパフォーマンス。
 しかし、この人の書く歌詞はなんだかすごい。ほんと情けないほどに日常的な情景を用いて、人恋しさやもの悲しさ、寂しさなんかをウタにしてるんだけど、それら全てが「そうだよね、、、」と胸にくるというか、グッとくる。正直、ここまで歌詞でやられた経験は初めてに近いかもしれない。うん、やっぱ好きだわ(笑)。
 しかし、あっこゴリラといい、HAPPY BIRTHDAYの2人のパフォーマンスはなんなんだ(笑)。

 ということで、やっぱ坂口喜咲はちゃんと観なきゃダメだわ。追っかけよう。あんまライブやってくれないのがアレだけど。

7月3日 アプレゲール presents 「ChouChou 01」at 高田馬場CLUB PHASE

 2日の夜にTOKYO DARK CASTLEに行って、明けて3日(今日だ)に2本ライブ行って、仕上げがこのライブ。自分で行っといてなんだが、、、疲れるわ!


アネモネ
 行った時にはもう始まってたんですが、いきなり「天使」やっててびっくり。というかこのバンド(ユニット?)、twitterフォローしてたよ、多分音楽ではなくて他の興味でフォローしてたんだと思うけど。
 基本的に男女のツインボーカルで静謐な音空間を作り出すタイプなんですが、あまりに綺麗すぎるというか端正すぎてスルッと音が通り過ぎる感が強い。もう少しアクが欲しいところだけど、そもそもそんなの求めてないんだろうなあとも思う。


R2Y+J
 以前1度みたことあって、なんだか妙に人気あるけど誰だろう?と思ってたんですが、「A・O・I (ex.SHAZNA) とLuna (Eins:Vier) を中心に結成した3ピースバンド」ということでなるほどなあ、と。曲調はいわゆる耽美グラムなロック。全体的に悪くないんだけど少し大仰というか大上段すぎてそこがやや気になる。


Der Zibet
 久々のDer Zibet。この日は最新アルバムからの曲がほとんどで、正直個人的にはビートのゆったりしてるこのアルバムは今ひとつなので、必然ライブもちょい微妙。ただ後半にやったロックンロール系の曲はやはり素晴らしい。でもやっぱDer Zibetはワンマンとかでじっくり観る方がおもしろいかもしれないなあ。


the god and death stars
 この日に出たバンドの中ではこのバンドが唯一リフをメインとしたギターロックをやるバンドだった。こういうとこに混じるとなんだか浮いて見えるからおもしろい(笑)。勢いもあって非常によかったけど、個人的にこの手のバンドは今はいいかなあ、と。歌詞とかにプラスαの何かがあればいいんだけど、、、。


犬神サアカス團
 超絶久々にみる犬神サアカス團。これがなんつうかよかった!全体的にオールドタイプのヘヴィメタルなんだけど、音質自体はそこまで陰鬱ではなく全体にポップな色合いで非常に軽やか。ただし演奏はかなりハイレベルで速弾きなんかもさすがの感じ。それに犬神凶子の声とキャラがいいんだわ。非常にポップなのに艶があってよくとおる声はこの手のバンドのボーカルとしてはトップクラスなんじゃなかろうか。妙にとぼけたMCと相まってゆるい筋肉少女帯の趣き。まあもともとその辺から出てきたバンドだから当然ともいえるけど、ここまでいいとは思ってなかったなあ。また聴いてみたい。


 ラストは出演したバンドのボーカルを集めての20th Century Boyで、これはまあ準備不足が否めなかったけど(笑)、イベント自体はかなり楽しくていいイベントだった。締めがこれ、ってのはかなりいい1日だったなあ。

7月3日 上月せれな17th生誕ライブ『LiVE MONSTER BD』at 渋谷VISION

 もうそんなに熱心なファンとは言えない上月せれなですが、生誕祭はやはり行く方がいいかなあ、ということで行ってきました。というか、実際のところ前回みたアイドル甲子園でのせれちゅ現場がほぼ見知った人がいない感じで、こりゃ生誕とかどんな雰囲気なのよ?と野次馬的興味を持ったというのが正直なところで、まあ安いしね(笑)。


Malcolm Mask McLaren
 この日のマルコムさんはやたらと客が沸いててかなり厄介系現場と化してました。まあそもそもの曲調的にはこっちが似合うわけですが、実際そうなってみるとなんだかコレジャナイ感が漂っており、まあ一番の原因が普段はそういうノリじゃなさそうな人がかなりの数混じっちゃってることだと思うんですが、こればかりは仕方ない。しかし、今後はどういうノリになっていくんだろうか。


KOTO
 久しぶりにみたKOTOちゃん。相変わらずハイテンションというか全力ダンスなんですが、以前のようなキレがなくなってきた気がしないでもないまあ一番にはこっちが慣れてきたんだろうけど。


loop
 曲もポップでかなり正統派アイドルグループ、、、では有るんだけど、正直、それだけって気がしないでもない。


re-2
なんだかんだで観る機会が多いんだけど、けっこうファンがいて現場自体はそこそこ楽しい。ただ、時間が長いとけっこうつらくなる感じかな。


オトメブレイブ
 多分初めて見るんですが、曲もポップでパフォーマンスにも勢いがあってかなりいい感じ。全体的に溌剌としてるというか元気が感じられるのがいい。


Chubbiness
 これまたオトメブレイブと同様に元気系のアイドルグループで、曲もポップでけっこう好き。やや曲がワンパターンっぽい気はするんですが、キャッチーで覚えやすい曲もあるので、飽きたりしないのはいい。


上月せれな
 さすがに生誕祭。盛り上がってました。こういうのは応援に参加したもん勝ちだと思うのでわたしも前の方で一緒に沸いてましたが、まあさすがにパフォーマンスで好きになったわけで、ライブ自体はほんと好き。


ということで、生誕祭。期待していなかった分楽しかったんですが、期待してたらいろいろ思うこともたくさんあっただろうなあ、と考えたり考えなかったり(笑)。

7月3日 シバノソウ生誕祭 "17" ~昼の部 ライブ編~ at 新宿Marz

 2日の夜に同じMarzでTOKYO DARK CASTLEをみてたら、知り合いから「明日のライブお待ちしてますw」とコメントがありまして、明日のライブって何だっけ?と調べてみたらあらあらこれは面白そう、、、ということで恐らく少しハイになってたんでしょうな、勢いでオールナイトイベント開けの朝10:30スタートっつうライブに行くことに。


西村、年内でDJ辞めるってよ aka ひよこ
 オープニングは西村ひよこちゃんのDJから。もう一人いて、2人してお寒いMC(一応褒め言葉)から舞台にあがってパンツ1枚になるなど漢系DJを披露。男たるものいくつになっても厨二病!(完全に褒め言葉)


まつもとかなみ
 今回の出演陣の中では最も正統派な女性SSW。相当にポジティブ思考というかハートが強いというかグイグイくる感じは精神状態次第ではドンびくところですが(笑)、この日はまあ大丈夫でした(笑)。こういう人もまだまだいるんだなあ、という感慨はちょっとあったかも(笑)。


ぱいぱいでか美
 これまで聴いたCDの感じだともう少しエキセントリックというかサブカル臭の強いタイプかと思ってたんですが、歌詞を別にすればけっこうストレートなSSWで、かなり好きかも。MCもさすがのこなれ具合で面白い。まああれだ、結局わたしは女性ボーカルものに弱いだけなんだ(笑)。
 途中、シバノソウ(今回の主役のコね)がぱいぱいでか美の衣装(胸のところがハート形に空いてる)で登場し1曲コラボ披露。これはけっこうインパクトあった(笑)。いや何がとは言いませんが。


少女閣下のインターナショナル
 休止間近の少ナショ(これ書いてる時点ですでに休止してます)。観るのはかなり久しぶりなんですが、この日の小ナショはよかった。いつもはそのシアトリカルな感じが少し苦手というか、あまりにぎこちなくてソワソワしちゃうんですが、この日は適度に力が抜けていたのかゆるっとしたステージで見やすかった。さらに途中シバノソウが加わってのコラボはとにかく楽しそうな雰囲気がとても素晴らしく、なんかこうこっちまでニコニコしてしまうね。


GOMESS
 この日の出演陣の中では最も異質というかシリアスというかラップスタイルの人。MCで話していたシバノソウとの出会い方(電車で話しかけられる)がなかなかに強烈というかおもしろくて、その勢いでパフォーマンスを披露したのはなかなかよかったんじゃないかと。いやラップ自体すごくいいし、もともと素晴らしいアーティストなんだけど、場の空気を掴むという意味ではこれはよかったんじゃないかなあ。


西村、年内でDJ辞めるってよ aka ひよこ
 アイドルジェネレーションに出ることが多いので、けっこう観たことある西村ひよこちゃん。ほんとに年内でDJやめるんでしょうか。はいいとして、この人のDJはDJというよりパフォーマーで、別に曲の繋ぎとかそういうことよりもその場でひたすらエモく盛り上がる曲をてらいも何もなくかけまくる、というその潔さこそが素晴らしいわけで、この日もそりゃBABY BABY(銀杏)とかかけられた日には爆発するしかねえだろ、という話であって、、、。それ以外にもシバノソウを巻き込んでのロックンロールは鳴り止まないとかもうエモいエモい。感動とか感慨とかいろいろあるけど、肉体レベルで反応するという意味では2,3日に観たライブの中で一番盛り上がった(笑)。


シバノソウ
 最後はバンド体制によるシバノソウ。えーと実は観るのは初めて(笑)。アイドル好きの女性SSW系ってことで最初は大森靖子系かと思ったら、実際それっぽい感じも少しはあったけれど、全体としてはもっと静謐なイメージで南壽あさ子あたりにちょっと近い。まだまだつたないところも多いけど、本人の明るいキャラクターともあいまってかなり楽しかった。


ということで、勢いで行ったイベントでしたが、これが楽しかった!各アーティストの出演時にシバノソウとのコラボがあったりと、出演者、観客双方に生誕を祝おうという想いが濃厚で、ただ単なるアーティストの寄せ集め的イベントではなく、きちんと生誕祭になっているところがとにかく楽しくて、これこそ正しい生誕祭の姿だよねえ、と感慨しきり。いや観てよかった。

7月2日 TOKYO DARK CASTLE Vol.108 at 新宿MARZ

 ということで、TOKYO DARK CASTLEです。4月の末にクリストンカフェであったVol.106に行ったあと一回お休みしての今回。
 正直なところ、最初の頃にあったイベント自体のワクワク感がちょっと減ってきてて、行くか行かないの判断は出演するアーティスト次第になってきてるんですが、今回はかなりいいメンツなのでまあ行くしか。

 

BEAST
 X時代(そんな時代あったのか)のバンドが復活しての登場。ヘヴィメタル的な雰囲気もありつつ曲自体がかなりポップというまさにX時代(だからあったのか)のバンド。多分初めて見たと思うんですが(さすがにエクスタシーレコードのイベントとかには行ったことないはず)、かなりよかった。まあ、初っぱなでまだ元気だったってのもあるかもしれない。

 

AUTO-MOD
 AUTO-MODも最初の頃に感じたゴージャス感というかシアトリカルな魑魅魍魎感は少し薄れた印象。こっちが慣れたせいなのか、実際に音楽的に変化があったのか微妙なところですが、一つには音響的な違いもあるのかもしれない。
 とはいえ、そのダークでありながら華美な感覚は健在で、ポップなのになんだか妖しいパフォーマンスはやっぱ素晴らしい。

 

BACTERIA
 BACTERIA!今年は何年なのよ?的感覚すらありますが、いやBACTERIA自体は定期的に活動してるんでそういう感覚はこちら側に起因するわけですが、それにしても活動歴長い。まあそれを言えば、ここまで出てきたバンド全部そうなんだけど(笑)。
 ただ、音楽的インパクトはあまり感じられず。全体的にシューゲイズっぽく雰囲気は十分なんですが、オールナイトのイベントだとその辺の繊細な感覚を味わうには眠すぎて(こっちの問題じゃねえか)、あんま覚えてないというのが正直なところ。

 

FOXPILL CULT
 ゴス系のバンドなんですが、インパクトはかなりある(笑)。つうか以前みた時はもっと熱狂的な女性ファンがたくさんいた気がしたんですが、今回はそこまででもなかったような。まあこっちがぼーっとしてたせいもあるんだろうか。

 

レンダ
 幻想的というかかなり静かめの曲をやってました。夜明け前にこれはなかなかキツイ(笑)。本人達も少しネタにしてましたが。

 

いやあ、それにしてもオールナイトイベントがこんなにキツい歳になる日が来るとは!(笑)いやマジでこれはシャレになってない気がする(笑)、、、。