乙女新党のうた
乙女新党を知ったのはいつかと言われれば、まあ大半の人がそうである?ようにGJ部のオープニング曲である。
当時、アニメ、アニソンにチャプンと浸かっていたわたくしといたしましては、当然のようにGJ部もチェックしたわけですが、そこで流れてきたのがもうそう★こうかんにっき。
ファンキーなベースと共に場を支配するヘタレラップ?の破壊力はそらもう凄まじく、このイントロの調子でラストまで疾走すればアニソン界の革命児になれる!というのが当時の感想。
まあ、実際にはイントロ以外は明快なポップソングでアニソン界に革命を起こすことなく終わったわけですが、それでもGJ部自体の素晴らしさともあいまって個人的に気になる存在となったわけです。
余談ですが、当時のわたし周辺のアニソン好きの間では、乙女新党かM@N☆GIRL!かってな感じの話題性で(笑)、正直どっちも大好きだった身としては周囲に猛省を促したいと思っている次第でございます(笑)。
とはいえ、当時はアニソンへの興味はあったものの、アイドルについてはそこまで関心がなく、アイドルとしての乙女新党を随時チェックするところまでは行ってなかった。
それが一変するのがニコ動でみたアイドルイベントの動画。アイドル甲子園だったと思うんですが、そこで数多のアイドルとともに流れたのが乙女新党。いやもうこれが素晴らしく、その屈託のなさ、まっすぐさ、ゆるふわに王道ってものがあるとすればこれだ!と言わんばかりのステージにえらく感動してしまった、と。
で、いてもたってもいられず観にいったのが10月6日のアイドル甲子園。これが最初の分岐点ですかね。アイドルイベントを見に行くこと自体2回目だったわけですが、生でみた乙女新党の素敵さといったら!すでに感想かいてますので詳細は省きますが、「人を楽しませるにはまず自分が楽しくないと」という鉄則をそのまま具現化したようなステージにしびれまくったわけです。
そして、この時初めて握手会ってヤツに参加したんですが、当然のごとく撃沈し「オレに握手会なんぞ100年早い!」と深手を負ったわけですが、まあそれはともかく。
その後は怒濤のごとく、渋カル祭レセプションパーティ(これはかなり近くでみれてめちゃくちゃ楽しかった!)、@JAM the Field Vol.4と場数を踏み、そしていよいよお受験ロッケンロールのリリースイベント。
とはいえ、このリリースイベントはまだ物見遊佐に近かったことを告白しておきます(笑)。なにしろ、最初の大宮と柏の葉以外の関東圏でのリリースイベントには全部行き参加料的にCDは買ったものの過去の深手のために握手会に参加したのは2回のみという体たらく。しかし今思うと特典券誰かにあげりゃよかったのか。
さらにここで、ワンマンライブのチケットを買い損ねるという痛恨の一撃!これ、一生胸の内で禍根として残るだろうなあ。まあでも、これが二度目の分岐点の契機になったので人生分からない。
というわけで、ワンマンライブを見逃した(ニコ生ではみましたが)悔しさからカッとなって応募したのが秩父バスツアー。で、これになぜか当選してしまい、参加したこのバスツアーが二度目にして最大の分岐点。バスツアーの素晴らしさについては既に書いてるので当然書きませんがとにかく素晴らしい!の一言。まあ、これで乙女新党についていくことに決めたといっていい。
そして今回のサクラカウントダウンのリリースイベント。
以下が今回参加したイベント。ちなみに、この合間の16日には@JAM the Field vol.5が行われてます。
2月20日 下北FM『DJ Tomoaki's Radio Show !』
3月5日 タワーレコード渋谷店
3月6日 アキバ☆ソフマップ1号店
3月7日 アキバ☆ソフマップ1号店
3月8日 タワーレコード新宿店
このどれもが素晴らしく、特に渋谷タワレコの人の多さ、ソフマップの2日目のステージなどは「これはきてる!」と思わずにはいられないほどで、新参ながらそこに参加してることが誇らしくあったりもしたわけです。
そして、リリースイベントのファイナルである3月9日のSKIPシティ映像ホールでのイベント。なにしろ本格的なホールでのステージということで4人をきっちりと見渡すことができ、さらに音が大きい!ライブハウス並み、とはいかないものの、レコード店の売り場の一角を使用したイベントとは雲泥の差。これくらい大きければコールもmixもそれほど気にならない。あと、今回はその手のコアなファンも気を遣ったのかきちんと後ろの方でパフォーマンスしてたのも大きいかも。
この日のステージは13時と16時の2回。13時のステージは今までのイベントと同様にMCやミニコントを交えた構成で、特に楽屋落ち的要素も取り込みつつ卒業10年後を想定したミニコントが集大成的なデキで素晴らしかった。
16時のステージはニコ生で1年以上にわたって放送されてきた「乙女新党のふわふわマニフェスト会議」の最終回を兼ねた形で、前半はこのニコ生番組の司会を務める星野さんを交えたマニフェスト会議スタイル(なりきりシチュエーションなどのコーナーを展開)、後半はミニライブ、そして最後はドッキリという無茶苦茶な構成(笑)。
ドッキリに関しては深刻な表情で「乙女新党からみんなへ重大なお知らせがあります」「これは星野さんにも聞いて欲しい」という「解散か!?」的前振りから星野さんの誕生日祝いという流れ。余談ですが、これネットでも「どうも何か発表があるんじゃね?」と話題になってたんですが、ファンから星野さんへのプレゼント(花束的なヤツ)があったとこみると、ネット上の噂もドッキリの前振りってことだったのかもね。
それはともかく、このドッキリのネタばらし時の4人の喜びようとかもうどう表現していいやら(笑)。完全に子供の悪戯状態(笑)。星野さんも言ってましたが、ネタばらし後のファンの暖かい反応も含めてこれが乙女新党の真骨頂かも。
めんどくさいのでtwitterに書き込んだ内容を再掲しますが「クオリティがめちゃ高い楽曲。キラキラと愛嬌たっぷりかつ颯爽とした唄。雑談なんだか私語なんだかよく分からんMC。妙に雑で出来不出来が激しいのに毎回楽しいミニコント。普通ならスタッフにどやされそうな静寂タイム。 その全てがふわふわと楽しく素晴らしい。」「天然発言連発の田尻あやめ。勢いが爆発して空回り寸前の荒川ちか、妙にクールでアイロニカルに毒や自虐を吐きまくる葵わかな。女子力最高なのにたまに元気スイッチが入る高橋優里花。この4人の勢いはステージ上でも遺憾なく発揮されてる。」まさにこれ、これですよ。
これは以前も書いたんですが、乙女新党がステージ上でみせてくれるのは「日常という名の奇跡」である、と。
豪華なステージ、素敵な楽曲、圧倒的な演出、完璧なパフォーマンス、そのどれもが素晴らしいものですが、それらはいわば虚構の世界。日常では味わえない世界(夢)をみせてくれる場であるわけです。もちろん、それがステージの醍醐味なのは言うまでもないことで、私もそれがみたくてライブに行くのは確か。
でも、それと全く違う世界(夢)があるとすれば、それは青春という名の日常。誰もが通った道でありながら、何歳(いくつ)になろうと郷愁や憧憬、悔恨とともに想い夢見る世界。
そんな青春の一コマをステージ上でいとも簡単に垣間見せてくれるのが乙女新党。まあ、アイドルってのは基本的にそういう世界を見せてくれる存在ではあるんですが、その中でも乙女新党は、ヒロインとの遭遇という妄想的世界ではなく、日常をみせてくれるアイドル。
妙に郷愁を誘う楽曲も、クオリティが高いとまでは言い切れない唄も、上にも書いたステージ上での私語という名のMCも、その全てがどこかで体験したかもしれない日常を思い起こさせてくれる。そこがもう私のようなおっさんにはたまらんワケであります(笑)。
またグダグダになっちゃいましたが、とにかく、個人的にパフォーマンスが今一番素晴らしいのは乙女新党である、と断言してもいいほどのステージを今回の一連のリリースイベントでみせてもらいました。乙女新党の皆様、ファンのみなさんにありがとうとお疲れ様を!